あなたを「書く」ことで私が実現したいこと

個の時代と言われ始めてしばらくたちます。

起業や、プチ起業する方も増えてきました。

もちろんそこまでいかなくても、会社員として仕事をしながら週末起業したり、副業をしたり。NPOなどで社会活動されている方も少なくありません。

職業を持っていない、例えばママさんであっても、リタイア後のシニア世代であっても、自分の経験や興味関心に基づく活動をされている方もとてもたくさんいます。

自分自身を生きることに自覚的になっている方が増えてきたのですね。

とある会社に勤めている、だけじゃない自分。
会社員+〇〇
ママ+〇〇
+は×になるかもしれません。

様々な組み合わせの「自分」が自分らしさを生きていく時代なんですね。

そんなあなたを私が「書く」ことで、何が起こるでしょうか。

ものからコトへ、と言われる時代

さて、あなたが例えば起業している方だとしたら、お仕事を頼む方、ものを買ってくれる方って、どうしてあなたのサービスを選んだのでしょう。

もちろん提供するもののクオリティで選んでくれているに決まっています。
だけどそれだけでしょうか。

今、「『モノ消費』から『コト消費』へ」と言われています。

ある商品を所有しているということに価値を見出す消費傾向を「モノ消費」、商品やサービスを購入したり利用すること、つまり体験に価値を見出す消費傾向を「コト消費」と言います。

形のあるモノから、それを手にするまでのコトに価値の軸足が移ってきているのです。
人はストーリーのあるものに購買意欲を感じる、って、聞いたことはありませんか?

あなたが誰かにサービスや商品を利用してもらった時、その誰かは「あなたから買う/あなたから利用する」ことに大きな意味を感じていると言えるかもしれません。

便利だから、安いから、ただそれだけではなく、
あなたとお客様との間の関係性も行動の大きな要素。
あなたがどういう人か知っていて、あなたのことを知っているから応援する。
そのものやサービスの良さを信用している。

けれども、それでは既存の知り合いや、自分のことを知っている人にしかサービスは広がっていきませんよね。それは今よりもっと活動を広げようという人には大きな悩みだと思います。

起業している人だけではなく、社会的な活動をしている人にとっても、その活動を広げたい、賛同してほしい、仲間になってほしい、そんな気持ちは大きいはず。

あなたもたくさんの人に、webで、SNSでご自身の活動を広めたり、イベントや交流会でアピールしますよね。

その活動やお仕事を知った人が知りたいのは、「モノからコト」の流れから考えると、「これを発信している人ってどんな人?」ということではないでしょうか。どんな人で、どんなストーリーを持っている人なんだろう・・・

あなたは、自分がどんな人か、知らせることができていますか?

自分って案外わからない

様々な会合で行われる自己紹介。自分のことを紹介するって意外と難しくないですか?
自分のことを一番知っているのは自分なのに。

私は何者なのでしょう。
会社の名前を言えばそれで済む?
ううん、自分は別のことをしていることを知らせたい。
だけど、そこに至った経緯を話そうとしたら時間がいくらあっても足りない。
焦る。
焦っているうちに何も話せないまま自己紹介タイムが終わってしまった
・・・そんなこと、誰にでもあると思います。

口で言うのでもそうなってしまうのですから、文章で書こうと思ったらとりとめなくなってしまうこと間違いないですよね。

それだけじゃありません。

自分で自分のいいところをアピールしようと思っても、「なんだか自慢みたい」「言うほどのことじゃないよね」「こんなこと書いてもいいのかな」などと自分で自分を否定してしまうことはありませんか?

謙遜はとっても素敵な心。だけど、あなたがあなたを隠していては、それを受け取るはずの人にそれが伝わらなくてとてももったいない。機会損失と言ってもいいかもしれません。

だけど、照れないで、恥ずかしがらないで、あるいは偉そうにならずに、自慢に思われないように、自分をアピールすることは本当に難しい事ではないかとも思います。

言われた事は残る

20年以上前の事です。NHKで「すくすく赤ちゃん」というテレビ番組をやっていて、それの雑誌も発行されていたのです。お手に取られたことのある方もいらっしゃるでしょう。
実は私その雑誌に掲載された事があります。

「子連れで街に出てみれば」というコーナーで、モデル親子として自分と子どもが掲載されたんです。
静岡の様々な子連れOKスポットを巡る1日、という取材内容でした。
主役は子どもと、素晴らしい静岡の街。

でも、ちょっとだけ私のことも載りました。そこには「お勉強大好きママ」と書いてありました。取材中の会話の中からその時のライターさんが、拾ってくれたのでしょうね。

その時私は「あ、私ってそんな風に受け取られるんだ」とちょっとびっくりしながら思いました。
正直その時には育児で一生懸命で、勉強どころか読書もままならない日々だったのでとても意外に思いました。

けれども、それをふと思い出すたびに、そうだよね、自分ってそうなんだよね、と、自分を確認するような気持ちになっていました。
もしかしたら今に続く私の足元を確かにしてくれたよのかもしれません。

そんな風に、誰かから言われたことって残るんです。良くも悪くも。

(・・・自己紹介で自信がなくなってしまうのも、もしかしてかつて言われたネガティブなことなどを無意識で引きずっているのかもしれません。それはまた別のお話で)

私のプロフィールライティングは、書く対象の方にインタビューをして、たくさんお話を聞かせていただきます。一種の棚卸のように、経験や思いを話していただきます。

あなたの中で当たり前であることであっても、ちょっと疑問に思った部分には質問をさせていただきます。
それで「ああ、そういえば」とあなたが思い出すこと、そこに大事なヒントが隠れていることもあります。
「ああ、そういうことなんですね。」

あなたの大事なポイントを一緒に確認する。それはあなたの中にしっかり残っていきます。
そして私の言葉としてそれをもう一度あなたにプレゼントさせていただきます。
その言葉があなたの中に残って、あなたの大事な構成部分になっていってほしいと私は考えています。

きっかけを作るために

あなたから見つけ出したあなたのエッセンス。

それはあなたの発信にあなたらしさと、方向づけをするための舵になるかもしれません。

その言葉そのものが、それを目にした人の引っかかりやとっかかり、いわゆる「フック」というものになって、あなたとその方を近づける役割を果たすかもしれません。

もしもあなたが、まだ自分の行動を決めかねている人であったとしたら、あなたの中にあるものを言葉にしてお渡しした時に、あなたが何を大事にしている人なのか、あなた自身が気がつく「フック」になるのかもしれません。

それは、行動のきっかけになるんです。
そのきっかけを私はあなたから見つけ出します。

この記事の終わりに

インタビューは対話です。

あなたの歩みを物語にして、あなたの中の決してアタリマエではないアタリマエを拾い上げて浮き彫りにしたいのです。

自信を持って堂々と自分のやりたいことに向かう人が増えることで、世の中の多様性がより認められて、閉塞感は少しずつ薄れていくのではないかと私は考えています。

私があなたを書く。それがそんな世界への小さな一助になるとしたなら、私はとても嬉しいのです。

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